これは一般の演奏者への話ではないので、勘違いしないでください。

 私の工房のお客様の中には、身体的な特徴とか、障害とかでヴァイオリンを構えるのが難しくなってしまった方もいらっしゃいます。

 その方から「楽器の構え方の理論」を質問されたこともあったのですが、もうしわけありませんが根本的な解決策は言えませんでした。

 特殊な形の肩当てを3Dプリンタで出力しようとか、またはフックみたいな装着具のアイデアとか、ずっと悩んでいたのですが、もっと簡単で少し強引な方法でも良いのでは?ってアイデアが思いついたのです。

 それは演奏服の肩から胸にかけてマジックテープを縫い付けて、肩当てにもマジックテープを貼り付けるという方法です。

 ようするに、強引に楽器を胸(肩)に貼り付けてしまうのです。

 楽器を剥がすときにベリベリ音が出てしまうかもしれませんが、このような奏法だったら、演奏を諦めかけていた人が、まだ続けられるかもしれません。

注1:実際に試したわけではありません。
注2:一般のアマチュア演奏者向けのアイデアではありません。

関連記事: