昨日、お客様に誘われて、「乗り物に乗って、景色を見ながらお茶を楽しむ」みたいなミニツアーに参加してきました。
その中で、通路で綺麗なドレスを着た若い女の子が「ミニ演奏会を行いますので、どうぞ聴きにいらしてください」と声を掛けていたのです。
お茶とケーキを食べ終わった後、その場に行ってみたら、楽器ではなくて、声楽の演奏でした。
最初は、定番のイタリアオペラの曲から始まり、日本童謡を歌ったりしていました。正直なところ、演奏の技術力はそこまで高いとは言えないと思います。
しかし、そのドレスに似合わないダンスを交えて飛び回ったり、とにかく目の前の10数人のお客様を喜ばせようと、一生懸命なのです。
声楽家としてのプライドもあることでしょう。本当なら、舞台の上で歌いたいことでしょう。
しかし、これもプロとしての立派な演奏なのです。なぜなら、聴いている我々に、感動をあたえていましたから。