先日お客様と、「音を消して自分の演奏の運動を観察する事の意義」の話になりました。

 私がこれまでに何度もお勧めしている事ですが、それを実行している方(または団体)は少数です。そのお客様の所属アマオケもビデオ撮影はしていないらしいです。これはとても勿体ない事です。

 ビデオ撮影は、何も想い出作りのための映像ではありません。それを観察することで、演奏の上達に確実に効果があるからお勧めしているのです。

 さて、アマオケの演奏会撮影というと、どうしても複数のビデオカメラで撮影したり、高度なスイッチング編集を考えがちです。そうすると、素人には手に負えなくなって、専門業者に依頼することになってしまって、予算的に大きな負担となってしまうのです。

 そこで私がお勧めするのは(これまでにもお勧めしていましたが)、一台の4Kミラーレスカメラで舞台全景を画角固定で撮影する手法です。
 そして編集は基本的に無しで4KのYouTube(限定公開)で団員に配布するか、4Kのmp4データで配布するのです。本当は4K UHDディスクを焼いて欲しいのですが、今回はそこまでは言いません。

 とにかく、舞台全景を画角固定&編集無しで撮影する方法でも、十分に観察する事ができます。

 撮影機材も最低限ですみ、舞台最後列の座席1~2席の確保で撮影可能です。

注:欲を出して、マルチカメラによるスイッチング編集なんて事を考え出したら、泥沼にはまってしまいます。

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