先日、(私の工房のお客様ではない)プロの演奏者が「弓の性能の理論」を聞きにやってきました。私の工房に弓の話を聞きにやって来る方はアマチュア演奏者がほとんどなので、プロの演奏者は珍しいことです。想像ですが、プロの演奏者にはプライドがあるので、「そんな話は自分には必要ない」と思っているのでしょう。
その方は実に熱心な方で、そして人柄も素晴らしい方で、私も損得無しに気持ちよくお話をすることが出来ました。色々な方とお話をしていつも感じるのですが、「凄い人」って、「人の話に耳を傾けられる人」なんだって実感します。
後日その方からお礼のメールを頂いたのですが、次のような内容の事が書かれていました。
一部抜粋、「・・・音大の弦楽器科に入学してすぐにこの弓の選び方の講義があれば、少なくとも演奏技術に関しての落ちこぼれは出ないんじゃないか・・と思いました。もっと早い時期に理解し、行動(購入)を起こせば良かっとそこの部分は後悔しています。」
演奏の上手な方でさえ、このように弓の核心部分を「知らないでいた」のです。皆さんも、是非今年の内に行動を起こしてみてください。購入するしないは別として、絶対にその「行動」に対して損はさせません。
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