先日、能登(七尾市)と金沢へ行って、色々観たり食べたりしてきました。本当は輪島市だとか珠洲市とかにも行く計画を立てていたのですが、直前の大雨による大被害のため、行くことを自制しました。

 その中でも一番印象に残ったのは、兼六園の樹木の素晴らしさでした。

 私には植木の枝振りとかそういう専門的な事は判りませんが、松や楓の葉の密度(葉の重なり具合)が、丁寧に管理されているその技術力に感動しました。

 植木職人の方って、枝の形を整えているのかと思っていましたが、陰影を与えていたのですね。この歳になるまで知りませんでした。

 おそらく、素晴らしい技術の庭師(植木師)の方々が、毎日高度な手入れをしているのでしょう。

 私も弦楽器職人として、このような感動(満足)をお客様に提供できているのかと、樹を眺めながらふと不安に思いました。そして、見えない努力を続けなければと、刺激を受けたのでした。

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