先日、価格はとても高かったのですが、とても性能が高いヴァイオリン弓を手に入れることが出来ました。

 おそらくこれを読んでいる皆さんは、弓製作者の話しだと思われることでしょうが、違うのです。

 その製作者の弓ならば、いくらでも手に入ります。しかし見た目は同じように見えても、個々の弓の性能が、全く違うのです。これは、これまで私が仕入れてきた全ての弓に関しても、同じです。

 要するに、良い弓とは「誰が製作したか?」では無く、「誰が仕入れをしたか?」なのです。ようするに、目利きの技術力なのです。

 そのように、本当に性能の良い弓って、特に最近では珍しくなってしまっています。

 さて、そういう弓を誰が購入してくださったのかというと、以前私から良い弓を購入してくださった方なのです。良い弓を所有してくださっている方ほど、良い弓を求めています。

 なぜならば、彼ら彼女らは、「性能」の本質がはっきりと見えているからです。ちなみにそのお客様、試奏時間は3分くらいで購入を決断してくださりました。「性能」がはっきりと見えているので、判断、決断も早いのです。

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