これまでに何度も、私が考案したエンドピンストッパー”Zauberplatte(ツァウバープラッテ)”の音質凄さを説明してきました。
しかし、ネットでこの記事を読んでいる人の殆どは(私の工房のお客様以外の方という意味)、どうせインチキ宣伝だろうくらいに思っているのでしょう。または、「エンドピンストッパーごときに数万円なんて」なんて思っている方もいらっしゃるかもしれません。
残念です。
昨日、これまでにも何度か”Zauberplatte”の音質について感想を書いてくださったお客様が、中ホールで音質比較の実験をしてくださって、その録音データをくださったのです。
このお客さまは演奏がとてもお上手な方で、さらにオーディオにも詳しい方です。だから私はその方の感想を信頼しているのです。
その方の比較後の感想と、録音データを私が聴いた感想は、ピッタリ合っていました。
音質の傾向、音量変化の傾向も、基本的には私がこれまで想像していたものと合っていました。強いて言うならば、私が想像していたよりもさらに上を行っていたというのが今回の正直な感想でした。
音質の大まかな傾向としては、床直刺しの音は少し柔らかく、発音がちょっと遅れる感じです。だから全体的にソフトの音です。低音のソフトさは直刺しの方が好みの方も多いかもしれません。
一方”Zauberplatte”の音は、全体的に締まった感じの音です。発音の遅れがありません。中高域での音量が増しています。
実際のホールの録音データで、これだけの変化を感じることが出来るとは、ちょっと驚いているところです。特に音量が大きくなったという効果に関して、私の想像を超えていたのです。
これだけの変化があるならば、是非ともソリストにも積極的に使って欲しいと感じたのです。
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