ここ10年くらい日本の大企業の衰退ぶりが目立ちます。ほとんどの場合、「リーマンショックが・・」とか「過度な円高が・・」とかまたは「過度な円安が・・」とか、色々言い訳をしています。言い訳だったら素人にでもできるのです。
しかし、本当の理由は何か?簡単です。「大企業」という名の企業に入って、安定をもとめている社員や、天狗になっている役員が、先人達が築き上げた財産を食いつぶしただけの話です。
全ての創業者は「裸一貫」で小さな会社からスタートしています。ある意味「大企業」は目の敵だったはずです。ところが、次第に会社が大きくなるに従って、「大企業」目的で就職する人が増えるのです。または、大企業の役員になって、自分が偉いと勘違いする人が増えるわけです。
そんなうぬぼれた会社の製品が魅力的なわけがありません。事実、最近では日本製よりも外国製品の方が魅力的だったり、高性能だったりするのです。例えば、私は昔からSONYの製品が好きで使っていますが、最近のSONYの製品は酷いです。ユーザーの声を聞いていないとしか思えません。
原点に戻って、企業としての本質を追究しなければ、この流は留めることができないことでしょう。また、若い人に言いたいです。「大企業なんかに就職するなよ! 名前は一般的にはそれほど知られていなくても、超優秀な中小零細企業は沢山あるから、そっちの方が絶対によいから」と。
あなたが、第二の本田宗一郎か、スティーブ・ジョブズになればいいのです。