ある私の工房のお客様から、「題名のない音楽会でヴィオラが取り上げられていましたが、見ました?良かったですよ!」とのメールがあり、私も早速、自動番組録画しているのを探して視聴しました。

 いやあ、素晴らしい演奏者のヴィオラの音は凄いです。特にバシュメットと今井信子さんは素晴らしいですね。もちろん他の出演者も。

 このような素晴らしいヴィオラの音を真似できるわけではありませんが、しかし目標にはすべきです。目指すべきヴィオラの音って、多くの方が思っているようなこもったボケボケした音ではないのです。音量があり、発音特性に優れ、バランスが良く、音に張りがあり、そしてその反面柔らかさも兼ね備えているのです。さらに弾き疲れしない(これ、けっこう重要な要素です)のが最高です。

 ただ、「ヴィオラジョーク」は良くないです。自虐ネタって、「言い訳」につながってしまい、最終的にはヴィオラ界のレベル低下に繋がってしまうからです。

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