私はこの佐々木ヴァイオリン製作工房のブログ上で、政治的な内容や宗教的な内容は、できるだけ書かないようにしています。しかし、本音を言えば、日本という一見平和な社会の中で、さまざまな差別がまかり通っているのには、辟易しています。

 例えば、職業差別、学歴差別、それらから来る収入格差、そしてもっと酷いのは女性差別問題です。

 私はフェミニストではありません。しかし、日本にはびこる様々な差別の中で、もっとも基本的で単純たる差別が、男女差別であることは、馬鹿な私にもわかることです。

 ところが日本の現状はどうでしょうか? 女性の総理大臣はもとより、重要ポストの大臣がいったい何人いたでしょうか? 大企業の役員の重要ポストに、女性がいったい何人いることでしょうか? 女性社員の割合と、それらのポストの割合を出せば、すぐに答えは出ることでしょう。そして、おそらく、その割合は先進国の中で(それどころがそれ以外の比較的裕福な国を含めても)最低クラスと思います。

 すなわち、日本の女性差別は酷いのです。

 それではその差別の原因はどこにあるのか? 日本という社会の伝統なのか? それとも私を含めた男どもなのか?

 もちろん、その通りだと思います。しかし、私から言わせてもらえば、女性側が甘っちょろいのです。例えば、「レディースデイ」とか「レディース価格」とかの甘い汁に群がって、それらこそが女性差別だと認識していないからです。そんな子供だましなんかの「小銭」なんか、ボイコットすべきです。
 またはいい年して、自分たちの事を「**女子」とか言い合って、子供じみたことを言っているのは情けないです。差別への危機感がなさ過ぎます。

 もう一つは、「女同士で悪口を言い合わないで、結束しろ!」です。

 男女差別や偏見のない社会が当たり前になって、次に職業差別問題、等々が改善されて、そして巡り巡って、楽器や技術も偏見なく素直に見られて評価される社会がくるであろうというのが、私の目標なのです。

関連記事: