最近よく、「高齢化による職人不足にそなえて、産業用ロボットに職人の匠の技術を修得させる」というようなニュース映像を見ます。
もちろん、悪いことではありません。しかし、何ら解決ににもなっていないということが、判らないのでしょうか?
というのは、職人の技術も毎日進化しているからです。
だから、ロボットの見本となる、生の人間の、匠の技術はいつの時代でも必要になるのです。もしもそれがなくなってしまったら、単に時代遅れのロボットが稼働するだけの日本になってしまいます。
人口減少は避けられないとしても、国として、もっと職人とか、第一次産業とか、様々な分野の人材を育てる教育制度が必要なのです。そのためには、職業的差別、賃金差別、学歴差別、男女差別などの、差別が無くならなければなりません。
人ごとではないですよ。
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