ほとんどの方は、楽器の音の件で私の工房を訪ねてきます。
しかし、弓の性能が低い人に(例えその弓がどんなに高価であったとしても)、楽器の性能の話をしても、通じないのです。これは、原理的にそういう仕組みです。
だから私は、本当は良い楽器について語ったり、勧めたりしたいのに、いつも弓の性能の話になってしまうのです。つい昨日もそうでした。
なぜ20年も私が「弓の性能の理論」について言及し続けているのに、相変わらず変な弓や楽器の方が売れるのだろうか・・・。科学的な考え方、指導方法に興味を持ってくださる方が、相変わらず少ないのだろうか・・・。
私の主張していることが正しいという証明は、私の勧める性能の高い弓と楽器(それらの価格は逆に、一般的な価格からしたら一桁安いです)を使って、理にかなった演奏をすると、ご自分の音や演奏がものの30分後には劇的に変化するということで証明できます。「実際の劇的な変化」が私の主張の自信です。
高度な演奏を追求している方、壁を感じている方、自分の人生の残り時間の短さを実感している方は、是非とも私の話を聞きにいらして、そして試奏してみてください。他店で購入するのは、それからでも遅くはありません(ただし、私の工房で最初から購入する気が全く無い方は、私もボランティアでは行っていませんので、申し訳ありませんがお断りいたします)。
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