先日、あるプロの演奏者からお礼のメールを頂きました。内容を要約すると、「ソロ演奏において、お客様にもはっきりとわかるくらいの違いが出て、演奏をより一層追求する幅が増えました」という内容でした。

 私のブログやホームページにおいて、「科学」とか「理」とか「技術力」とかが一貫して書かれていますが、それらを読んで(拒絶感があり、読みもしない方も多いかもしれません)、「そんなものが音楽に通用するか!」とか「演奏(芸術)とはそんなものではない!」とか思われている方も多いと思います。

 しかし、上記のように、上手なプロの演奏者でも同じような効果と、感想をうむものなのです。

 演奏を追求しているプロの方だからこそ、これまで未経験だった方法(科学的な、理論的な考え方)でさらなる追求を行ってみて欲しいというのが、私の一貫した考え方です。それで絶大な効果が生まれるのは、保障しますから。

 演奏とは芸術ではないのです。芸術とは、弾いている側ではなく、聴いている側が作り出すものであり、演奏者はそれの手助けを行う、物理的操作を行う行為を行わなければなりません。

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