楽器だけでなく、もちろん弓でも、またはそれ以外の全ての道具類でも、性能が違えば当然結果は異なります。
但し、その違いは、本当の意味では、そのレベルの楽器(または弓)を使っている人にしか判らないのです。ちょっと試奏しただけでは、「確かに良いとは思うけれど、そこまでは・・・」、程度の差にしか感じないかもしれません。なぜならば、人は自分の価値観を越えたものは、基本的に理解できないか、または拒絶してしまうものだからです。
その逆に、普段良いものを使っている人は、それ以下のレベルの楽器(または弓)は直ぐにわかります。これは楽器だけではなく、オーディオ製品、それどころか服(生地)や装飾品など全ての事にも言えることです。
だから、自分で自分の殻を破りたいのであれば、自分の感覚やプライドはとりあえず仕舞っておいて(捨てろとは言いません)、人の話を聞く勇気と努力が必要なのです。
そして最後に「楽器の性能で、そんなに音は違うのか?」の答えは、「もちろん」です。
関連記事:
- 楽器の製作技術の差ってそんなにあるのか?
- 楽器の「除菌・消毒」は絶対に行わないでください
- 楽器や弓の善し悪しは、自分の好き好きとは違うのです
- 弓で、自分の楽器の音がこんなに違うものなのか!
- ぼけてこもった音と柔らかい音は違いますよ