現在カントゥーシャ作のヴァイオリン(私の工房で販売した楽器です)が定期調整できていますが、この楽器だけに限らないのですが、カントゥーシャ作の楽器って、製作精度が高いので(構造理論的にも高いです)、楽器がとても安定しています。

 よく見かける新作楽器(とても高価なものも含めて)には、日本に輸入して店頭に並んでいるその時点でネックが下がっている物もとても多いのですが、カントゥーシャの楽器は20~30年経っていても、ほとんどびくともしていません。凄いです。

 手前味噌になりますが、私の作ったヴィオラも、同じ理論で作っていますので、とても安定しています。

 楽器を買うときにはどうしても音だけで選びがちなのですが、本当は見えない部分の作り(製作理論も)こそが重要なのです。

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