先日ビリ付きの酷いチェロの修理があったのですが、外から観察したり内視鏡で内部を観察したり、時間を掛けて色々調べてみたのですが、最終的に私の予想とは違っていたところが原因でした。もちろんその箇所は真っ先に疑って調べた部分だったのですが、私が想像していたよりも微細な症状が、大きなビリ付きを生んでいたのでした。
 今回も内視鏡が大活躍しました。
 それにしても、ビリ付きの症状を修理するのは本当に難しいです。完全には改善できないまま、お客様に楽器を戻すことも多いです。

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