重要
良くない楽器を使っている人、判っていない人に限って、「音色」の話をします
私の経験ですが、良くない楽器を使っている人、楽器の事を判っていない人に限って、雄弁に「音色」を語ります。 なぜなら、楽器の音響的な性能(音量、バランス、ダイナミクス、レスポンス、周波数特性、安定性、継続性、等々)は、 …
理想的なエンドピンストッパー板と、通常の物との違い
最近、チェロのエンドピンストッパー板の話題ばかりで、ヴァイオリンの方には申し訳ありません。 皆さん、ご自分が使っているエンドピンストッパー板について、多くの方は「滑りにくさ」という価値観以外の、「具体的な感覚」は、持 …
「エンドピンストッパー板」の音響性能について
本日、エンドピンストッパー板を注文されていた方が、製品を取りにいらして、「エンドピンストッパー板」に関して色々な話をしました。 そこで、その方が「今はこんなのを使っています」と言って、ある製品を見せてくださりました。 …
職人(技術工)が低く見られていると感じるとき
私はこの通り、職人(技術工)です。この職業に誇らしい気持ちをもっていますし、若い人たちにも「素晴らしい仕事ですよ」と説明しています。 しかしそれとは別に、残念ながら職業的に低く見られていると感じることも多いのです。学 …
結局求められているのは「無料の答え」だけなのかなあ
1ヶ月前くらいから「弦楽器製作工程BDプラス映像版」の事を「是非、見てください」と何度も書いてきました。しかし、残念ながら、売れた枚数って10枚にも満たないです。 その上、その購入してくださった方って、私のお客様で、 …
美しい心と、優しい気持ち
美しい心と、優しい気持ち 私がこの仕事をする上で、いや、人として一番の目標としている事柄です。私だけでなく、音楽をする人全てに言えることだと思います。 「美しい心」からは「目」が生まれます。そして「優しい気持ち」か …
弓の購入希望を私の方からお断りした、その理由は
昨日、遠方からわざわざ私の工房にいらして、ヴィオラ弓の説明を聞きに来てくださった方いました。なんと、ヴィオラの方です!とても貴重で、嬉しいものです。 そして説明の後に納得していただいて、いざ弓の購入という段階になって …
「脱力」とは力を抜くことではないのです
昨日にも、私の工房に初めていらしたチェロとヴィオラの2組のお客様に弓の性能について説明しましたが、ほとんどの方は「脱力」という言葉を勘違いされています。 「脱力」を力を入れないで(力ゼロで)演奏することと勘違いされて …
「弟子希望」を就活と同じようには考えないでください
これまで何度も、工房を訪ねてきた(もちろん事前予約の上で)20代の子達に「弟子」の事について話をしてきました。 ところが、この20年の間に、若干雰囲気が変わってきているのに気づきました。それは、「弟子希望」というのを …
「弓を売りつけようとしている」と、悪く捉える方もいらっしゃるのは知っています
私の工房にいらした方のほぼ全ての方(プロの方も含めて)と、弓の性能の話になる事が多いです。そして「楽器の調整は、高い性能の弓を所有していないと、または購入しないと、できない」という話しになることも多いのです。 私の工 …