ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

ケースの意識も低いです

 私は「弓の性能」に関して、この20年間ずっとアピールしてきました。しかし、それに興味を持ってくださった方は、私の工房にいらっしゃった僅かな数のお客様だけです。弦楽器界全体的には楽器の事も判っていない異端児として無視され …

ニスの全塗り替えは行うべきではありません

 先日私の工房で性能の良い弓を購入してくださった方が、次にヴァイオリンの本格的な調整を行うために楽器を預かりました。しかしそのヴァイオリン、なぜかニスが全て塗り替えられていて、とても安っぽくなってしまっていたのです。ニス …

東京国際ヴィオラコンクール

2015年5月30~6月7日の間、東京国際ヴィオラコンクールが開催されるそうです。予選は無料なので、時間のある方は聴きにいられたらいかがですか?

「題名のない音楽会」でヴィオラ特集

 ある私の工房のお客様から、「題名のない音楽会でヴィオラが取り上げられていましたが、見ました?良かったですよ!」とのメールがあり、私も早速、自動番組録画しているのを探して視聴しました。  いやあ、素晴らしい演奏者のヴィオ …

「知らない」という事はおそろしい事でもあり、お気楽なものでもあります

 1ヶ月半前に私の工房に入門した川口君は、私がかつてそうだったように、学生オケにどっぷりはまって演奏活動に打ち込んでいたようです。その学生オケも、学生オケとしてはトップレベルと言われているようなオケですので、プライドもあ …

まともなヴィオラにはそうはお目にかかれません

 私は自分自身がヴィオラを弾くので、他の楽器店や技術者よりもヴィオラに対して思い入れが深いです。ついつい(売れる見込みもないのに)良いヴィオラやヴィオラ弓があったら、欲しくなってしまう悪い(?)癖があるのです。  しかし …

「感覚」はいくらでも自分をごまかすことができる

 音楽や演奏、楽器そのものについて、「感覚」の要素が重要であることは事実です。しかし、多くの方は「感覚こそが重要」と、ちょっと勘違いしています。なぜならば、「感覚」って、自分自身をいくらでもごまかすことができますし、また …

カセットテープ世代

 我々は「カセットテープ世代」と言ってもよいほど、当時はカセットテープ全盛期でした。よくわからないメーカーの安物テープから、高級品まで様々な種類のカセットテープとカセットデッキがありました。 高校生の頃によく使ったのはS …

「ハイレゾ」流行ですが、本当に違いが判るのでしょうか?

 最近、あちこちで「高音質、ハイレゾ」って聴きます。流行語と言っていいほど、あちこちで聴きますが、本当に音の違いが判っている人って、どの程度いるのでしょうか?  例えばつい数年前までは、バカの一つ覚えのように「iPod最 …

ヴァイオリンの音色の魅力の一つは

 ヴァイオリン(族)愛好者は世界中にもの凄くたくさんいます。なぜこのように魅力的なのか?私は常に考えています。  ヴァイオリンの音の魅力の仕組みとしていくつか考えられるのですが、その内の一つが「擦弦楽器としての音」です。 …

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