私は、いかに客観的に楽器の性能を把握するか、という事を目標としています。
客観的=科学的と言っても良いと思います。だた、以前にも書きましたが、「学問的」とはちょっと違いますので注意してください。
さて、その科学的評価の一つとして、楽器の周波数特性グラフがあります。
しかし、白状しますが、現在の私としては、楽器の周波数グラフだけから、楽器をピンポイントで当てることはできません。
もちろん、楽器の対象が5本以下くらいの小さな評価だったら、可能です。それは周波数特性グラフの特徴的な部分だけを覚えて、楽器に当てはめることが出来るからです。
しかし対象となる楽器が100本とかになってくると、周波数特性グラフの中のある一部分だけを把握して、それを楽器に当てはめるというテクニックが通用しなくなるのです。すなわち、周波数特性グラフの全ての意味と、実際の楽器とが1;1で把握されていないと不可能です。
現時点での私の理解力では、出来ていません。しかし、そういう理解力を得ることが(または近づくことが)私の目標の一つです。ただ難しいのが、聴いた音と弾いた音との印象の違い、そしてレスポンスの印象の違いがかなり大きなことなのです。