以前にこの記事の中でも、音の本質の事を下記のように「総合的性能」と記述しました。
そんな中、判ってきたとこは、弦楽器に秘密の核心部分はないという事実です。楽器(物質)と環境(物質)、演奏者(生物)、聴衆(生物)の複合的な複雑な要素の絡み合いからできている、「総合的性能」こそが本質なのです。
多くの方は、音の本質が楽器の仕組みにあるとか、演奏の極意にあるとか、そう言った秘密のキーポイントを求めます。なぜなら、そう言ったキーポイントを探す行為は刺激的ですし、解明したと発表すると受けもよいからです。
しかし、実際の音質の本質は、もっと総合的で複雑な要因がからみ合って出来ているのです。
・楽器や弓(物質)
・環境、曲(物質)
・演奏者(生物)
・聴衆(生物)
これらの要因が、さらに関連性をもって、総合作用をしながら作り出されたものこそが、「音」であり「音質」です。
少々強引かもしれませんが、式のようなものに当てはめてみると次のような感じになるでしょうか?
SQ=Me(a) x Pe(b) x Se(c) + Ae(d) x Se(c)
Sound Quality = Material elements x Player’s elements x Surroundings elements + Audience’s elements x Surroundings elements
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