私は「オーディオ」を「楽器」の縮図と捉えています。
楽器というのはとても複雑です。楽器を理解するのは、専門家の私でさえ、並大抵のことではありません。だからそのモデル化として、「オーディオ」で実験したり、参考にしたりするのです。
これは皆さんにもあてはまります。
例えば、私が「良いオーディオ装置で聴いたら、同じ曲でも全く違って感じますよ」とか、「変な音で聴いていて、それで曲や演奏を評価している」とかを書いたことがあります。
同じ曲でも、同じ演奏でも、また同じ楽器でも、再生音質によって、感じ方は全く別物になるのです。
私がこう主張すると、おそらく多くの方は次の様に思うでしょう。
「そんなことはもちろん判っています。ただ、こちらはオーディオ装置を揃える暇はないし、聴く時間だって無いし、そんなお金の余裕も無いし。そりゃあ、良いオーディオ装置で聴いたら、さぞ音は良いのでしょう。」
これは、そのまま楽器にも当てはまるのです。
要は、「実行するか、しないままか」です。
関連記事:
- なぜ私が「オーディオの音」の事を、数多く書いているのか?
- 日本のオーディオ会社が衰退して寂しい
- オーディオの音を「聴ければ何でもいいよ」と言っている人が意外と多いのです
- 「オーディオ装置を購入したら、今までの音とは全然違った」との感想を頂きました
- なぜそんなに、オーディオだとかビデオだとかに拘るのか