オイストラフの最高の音を求めていたら、同じ録音のレコードが8枚(ソナタ全集含む)にも増えていました。

 元々は、復刻新品レコードを購入して、音が悪いということを知ってからです。それで、「それならば、オイストラフの本当に良い音とはどんな音なんだろう?」と、素朴な疑問をもったのです。

 おそらく通常のアナログレコードプレーヤーだったら、そこまでの差は感じないかもしれませんが、ELPレーザーターンテーブルで再生すると、幸か不幸か差が出てしまうのです。微妙な差ではあるのですが。

 多くの方は、もちろん「演奏」に関して言えば、どれも同じです。録音が同じなのですから。しかし、「音」は違うのです。そして「音」を意識していると、演奏のニュアンスも変わってくるのです。

 

 ちなみに比較のためCDの音もアップしておきます。インターネットだと違いがわかりにくいかもしれませんが、音がボケている(薄いベールが掛かっているような)のが判るでしょうか? 実際のオーディオ装置で聴くと、差はとても大きいです。こんな音だけを聴いていたら、オイストラフの本当の評価は出来ないでしょう(私がそうでした)。

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