良い楽器って、良い車と同じ

　私がこれまでたくさんの車を乗り継いできたわけではありませんが、私の数少ない経験や、または自動車番組とかのコメントとからの私の感想ですが、良い楽器と良い車って似ているのかもしれません。

　良い車って、自分の考えた通りの運動（走り）をする（らしい）のです。だから長距離運転をしていても疲れません。また、ちょっと加速をしようとしたときにも、余裕のあるパワーを出せます。
　そんな車が、低スピードで走りやすいのかというと、ちゃんと低スピードでも安定した走りができるのです。

　これが実用品としての高性能車です（特殊なスポーツカーとか、貨物車の話ではありません）。

　何が言いたいのかというと、「考えたこと、思ったことが、自然と出来る」、だから「疲れない」という走りです。これは車に限らず、全ての「良い道具」に共通して言えることだと思います。

　楽器も全く同じです。自分の考えていることが、車の場合で言うとまるでドライビングラインが見えるように、その線に導かれるように演奏可能なのです。自然で、疲れないです。

　楽器とは、道具だと言うことです。考え方は極々シンプルです。