現在の日本には人材不足、技術力低下の危機感があります。しかし、多くの方々は、それを自分の事とは思っていないように感じています。
明日の自分の危機感として捉えなければ、そんなに技術力(人材も含めて)の弱い日本になってしまったら、あっというまに外国の餌として利用される立場に落ちてしまいます。
人材だとか技術を作るのは、お客側なのです。
お客が、優秀な人材(技術)にお金を払う(投資する)ことで、その技術が生き延び、さらに技術が向上し、そして最後にお金を投資したお客側に還元されるのです。
これは弦楽器業界だけの話ではありません。全ての業種における共通の話です。「物を買う」のではなくて、「技術を確保する」という考え方の方が、これからはよほど重要なのです。
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