先日、朝に妻を仕事場まで車で送っている時、FMからブルックナーの交響曲が流れていました(9番だったというのは、曲が終わった後の解説で知りました)、妻と「これって絶対にブルックナーだよね」とか、「曲調からすると、後期の交響曲だよね」とか話しながら聴いていたのです。
私が驚いたのは、ブルックナーの交響曲は飽きてしまうほど単調(ワンパターン?)な曲なのに、演奏が素晴らしいから、聞き惚れてしまったのです。中低弦の音程が素晴らしいので、音が通っていて、縦のラインがバッチリなのです。
車のオーディオでさえ演奏の凄さを感じることが出来ると言うことは、本当に素晴らしい演奏だという事なのです。
最初はN響だと思って聴いていましたが、聴いているうちに「いや、もっと上のオケだな」と感じました。そのくらい「縦」を感じることが出来ました。中低弦の音程が凄いのです。
曲が終わって、最後に簡単な曲と演奏の紹介があって、始めて知りました。「ウィーンフィル演奏」でした。「なるほど」、です。
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