少し前に、何かの話の流れから、「こういうご時世だから、ディスカウント販売でもしたらお客も来るのでは?」みたいな話になりました。
たしかに、「今なら、**割引!」というキャンペーン販売を行ったら、お客も来るかもしれません。
しかしそれって、「次にも同じものが仕入れられる」という大前提なのです。例えば家電とかだったら、利益率を少なくしても、数を売ればトータルで利益が出ます。
ところが、私の販売している「良い楽器や良い弓」って、同じ物、同じクオリティーの物が手に入らないのです。一期一会の希少商品なのです。だから、利益も出ないような販売をしてしまったら、「次」が無くなってしまうのです。
逆の事も言えて、その手の「バーゲンセール」ばかりやっている店の品質なんて、程度がしれていますよ。
関連記事:
- “Zauberplatte”にソフトケース(ポーチ)を付けるのは、ポーチが有るときだけです
- 私の工房にて販売した楽器のその後の状態
- とても嬉しいお言葉を頂きました
- オイストラフの最高の音(?)を求めていたら、ほぼ同じ物を8枚も・・
- 試奏のために弓を送ることはできません