今日は、娘が小さいときからずっとお世話になっていた先生がヴァイオリンとヴィオラの調整の事でいらして、そこから「ヴィオラの音」の話になりました。
話の流れから、オイストラフ演奏のヴィオラのレコードを聴いて「感心」し、それから最近手に入れたコッホ氏演奏のヴィオラのレコードを再生。
このレコード、少し前に私のブログで「オケの演奏も、ヴィオラの演奏もとても素晴らしいのに、唯一ヴィオラの音だけが・・・」と書きましたが、今日の娘の先生の証言でなんとなく理解できました。あくまでも今日いらした娘の先生の感想ではありますが、コッホ氏、楽器には無頓着だったらしいのです。
優秀な演奏者が楽器の音の事を知っていて演奏しているかというと、コッホ氏に限らず、私にはそうとは思えません。特にヴィオラはそうです。こうはっきり言うと、演奏家からは嫌われるのですが(もともと相手にされていませんから、嫌われる以前だと思います)。
ましてアマチュア演奏者は、自分で知ったかぶりをせずに、優秀な技術者とお付き合いを深める努力をしましょう(決して私の事を言っているのではありません。皆さんの信頼置ける技術者の事を指しています)。そしてそこで学びましょう。自分独りで学ぶことは不可能です。必ず、他人に自分の殻を叩いてもらうことが重要なのです。
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