弦楽器演奏という行為は、「芸術」ではありません。「芸術」とは聴く側の論理であり、弾く側の話ではないのです。
それでは演奏とは何かというと、「物理法則の上で成り立つ、理にかなった運動」です。これはスポーツと全く同じです。演奏とは運動なのです。
すなわち「理」が必要なのです。そこから目を背けたら、絶対に効果は出ません。
だから私は何度も何度も、同じ事を書くのです。しかし、同じ事を書けば書くほど飽きられて呼んでもらえなくなったり、それどころか胡散臭く思われてしまっているのです。
インターネット検索をしている多くの方が何を求めて私のブログに辿り着くのかは、大体の想像は付いています。それは「手っ取り早い答え」だったり、「安さ」、「手軽さ」です。
しかしそれでは本当の演奏の答え、すなわち「良い音」には繋がらないのです。
だから私は、毎回、つまらない記事を書いているのです。
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