少し前、安全製の高い固体電池の「YOSHINOポータブル電源」を紹介しました。
このポータブル電源の特徴は次のとおりです。
1.固体電池搭載なので、発火の危険性が極めて低い。
2.容量に対してコンパクトで軽量。
3.電池の劣化が小さい。
4.綺麗で安定した100Vが出力される(110V出力ではない)。
5.欠点は、高価格。
今回、B600SST、B2000SST、B3300SSTの3機種を使う機会がありましたので、そのちょっとした感想です。
B600SST(容量602Wh):
気軽に持ち運びできるサイズです。キャンプや車中泊などにお勧めしたいところですが、欠点はAC出力600Wという容量です。中途半端です。理想は1,500W、少なくても1,000Wは欲しいところです。さらに出力中に、ファンの音が動作音が鳴り続けます。うるさいです。
下記の中・大型機は充電用の100VのACケーブルが直接出ているタイプですが、このB600SSTは外部AC-DCアダプターが必要なので、せっかく本体がコンパクトなのに充電器がちょっと嵩張ります。
B2000SST(1326Wh):
AC出力2,000Wで、ちょっと重いですが(他社と比べると、とても軽いです)運搬も可能なサイズです。総合的に一番実用的と思います。
しかし惜しいところは、AC出力中にファンが動き続けてうるさい点です。ここさえ後日のファームアップで改善されれば、お勧めです。
細かな使い勝手ではACコンセントとそのスイッチが背面に付いているので、操作しにくいです。せめてスイッチだけでも前面に付けて欲しかったです。
B3300SST(2611Wh):
重くて(他社と比べると、とても軽いのですが)持ち運びは現実的ではないのですが、容量的には完璧です。不思議なのは、このモデルだけAC出力の最中にファンが無音なのです(バッテリーの温度が上がると動きますが)。だから静かで使いやすいです。AC出力3,300Wは、どんな家電でも、複数同時接続でも余裕で動かせることでしょう。
細かな使い勝手では、ACコンセントとそのスイッチが裏面に付いているので、操作しにくいです。さらにコンセント数がB2000SSTより少ない2個しか付いていません。あとAC出力のONスイッチが背面に付いているのは、とても使いにくいです。スイッチを押せません。
価格が高いのが欠点ですが、安全性には代えられません。また、軽量コンパクトというのも大きな魅力だと感じました。
先のAmazonの新春セールで-10%で売っていましたので、次の似たようなセール期間中にまた安くなるかもしれません。