先日、あるアマオケのコンサートマスターの方(とても上手な方です)が私の工房で弓を購入しました。「弓の性能の理論」を一通り説明して、試奏して、購入する弓を決定して、そして改めて自分がこれまで使っていた弓を弾いて苦笑いしていました。

 この方に限らず、ほぼ全ての方が同じ感想(苦笑い)をもちます。「なぜ自分はこの性能の低い弓で不自由なく弾けていたのだろうか?」とか、「なぜ、もっと早く購入しなかったのだろうか?」とか・・・。

 自分の残り時間の貴重さを感じている方、または若い年齢だけれども「結果(実際の劇的な音の向上)」を求めている方は、一度工房にいらしてみてください。
 これまでの価値観が変わるくらいの変化を得ることができると思いますよ。私は嘘をつきません(私の言っていることが口先だけのセールストークかどうかは、私がこれまで書き連ねた記述や、私の実験研究、作品の写真の精度、または噂などからご自分で判断してください)。

 演奏で一番重要なのは、「芸術論」でも、「感覚」でもなく、「科学(物理)的考察」です。そしてその次に来るのが「科学的考察の根拠の上に成り立つ、技術的な施工(実行)」なのです。なぜならば、芸術論や感覚論はいくらでもねじ曲げることができるからです。この点はスポーツ界の方が進んでいます。

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