私の工房ではBD-Rが出始めたかなり初期の頃から、ハイビジョン撮影をしてBlu-ray Discを自分で焼いてきました。そのときに自分で組み立てて作ったのが写真のBDデュプリケーター(BD複製機)です。もちろんコントローラーは既製品ですが、そのコントローラーメーカーもBD対応機を出し始めたばかりの頃で、この製品を使った完成品デュプリケーターはまだ売っていなかった時期に、自分でコントローラーを取り寄せて、組み立てて動作確認をおこなった思い出のあるデュプリケーターです(知人のビデオ業者にも実費で販売もしました)。
このデュプリケーター、けっこう調子が良くて長年活躍してくれていたのですが、さすがに最近BDドライブのレザーが弱ってきたみたいで、トラブルが出はじめていました。7台のドライブの内、3台しか動かない時もあったり、かと思えば復活したりとか不安定なのです。または焼き時間がとても長くかかったりすることもあります。
だましだまし使っていたのですが、さすがにドライブ全交換を決断しました。BDドライブも初期の頃と比べたら1/3の価格にまで下がりましたが、それでも7台同時に購入するのは結構な額になってしまいます。それで交換を伸ばし伸ばしにしていたのです。前回はLG製ドライブを使いましたが、今回はPioneer製(バルク)にしました。
結局のところ、全交換してしまったら、調子が良いこと良いこと!焼き上がるのが無茶苦茶速いし、それに当然ですが7台が全てきっちり動作してくれます。ディスクの焼き損じもないから経済的にも良いです。
ああ、判っていたこととはいえ、もっと早く交換しておけば良かった。ずいぶん無駄な時間と生ディスクを費やしてしまっていました。
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