これはヴィオラだけの話ではないのですが、多くの方がこもった音を柔らかくて良い音だと勘違いしています。本当の良い音って、もっと音が「ポーン」と抜けるのです。音離れが良いのです。
特にヴィオラを弾いている人の中に、こもった音でモコモコした音が良いと勘違いしている人が多いのですが、本当に良い音のヴィオラって、そうではないのです。もちろん硬い弦を張って、強引にカチカチの音を出している、そんなのとも違います。
そしてさらに(これが重要なのですが)、ダイナミックレンジが高いのです。ここの部分は、良い弓を持っている人にしか”絶対に”理解してもらえません。
昨日にもそんな話を説明したばかりなのですが、最初に楽器を買っちゃうんですよねえ。
関連記事:
- ヴィオラのサイズで音が決まるのではないのです
- ヴィオラこそ良い性能の弓が必要なのに
- ヴィオラの音の追求をして欲しいのですが、なかなか
- ヴィオラの音は、サイズで決まるほど単純なものではありません
- 大きなサイズのヴィオラの特徴は「低音」ではないのです