娘達が幼稚園や小学校低学年の頃には、妻と、弦楽器を弾けるPTAのママさん達とグループを組んで、時々演奏活動をしました。
このシンセサイザーは、様々な楽器の音色をプリセットして、まるで一人「管・打楽器」のように上手に妻が演奏した想い出のシンセサイザーでした。正確な事を言えば、最初はもっとオモチャっぽいキーボードを使っていたのですが、より高度な音が欲しくなって本格的なYAMAHA MOTIF XS6にグレードアップしたのです。
ちなみに十八番は「トトロから散歩」や、「あわてんぼうのサンタクロース」等でした。失敗作は「ペールギュントからのソルベーグの歌」です。あまりにもスローテンポすぎて子ども達が飽きて、走り回ってしまいました。
しかし、子ども達も大きくなり、そんなPTA活動とも縁が無くなり、また妻も常勤で勤めるようになってから忙しくなり、そんな演奏活動とは長らく無縁になっていたのです。
このキーボードも全く使わなくなってしまいました。もしかしたら、また演奏の機会があるのではないか?とか、娘が使うかも?とかの思いもあって取っておいたのですが、今回のエアコン工事のための大掃除ついでに処分することにしました(業者に安い値段で引き取ってもらいました)。
なんだか、当時の楽しい想い出を捨ててしまったみたいで、ちょっと悲しいですが、まあシンセサイザー側としては、誰かに音を出してもらえた方が嬉しいでしょう。