先日あるヴァイオリンのお客様から、「良い楽器って、何がどう違うのですか?」と質問されました。
私も常々「良い楽器」に関して述べていますが、いざこのように端的な質問を受けると、その答えに一瞬戸惑いました。
もちろん、「良い楽器の特徴」を色々あげることはできます。しかし、その要素があまりにも多すぎて、その内の2~3を答えただけで質問の答えとするのは、下手をすると相手に勘違いの元を作ってしまうかもしれません。
そこで一瞬考えた上で私は「作りが違う」と答えました。これは真です。
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