銘器の渦巻きの石膏型を3Dスキャナでスキャニングして、それをZORTRAX M300にて出力してみました。
左写真の奥側がオリジナル石膏型です。手前が今回出力した3D模型なのですが、その精度はお世辞にもよくはありません。特に渦巻きの複雑な部分の精度が低いです(一般の方が見たらそこまで酷いとは感じないかもしれませんが、私たち専門の者がみたらガッカリの精度です)。
おそらく、3Dスヤニングをしたときの測定誤差と、3D出力したときの出力誤差が重なったためと考えられます。特に、3Dスキャニングの誤差が致命的と考えられます。もちろん1,000万円を越えるような本格的なスキャナや、数百万円もするようなスキャニングデータ修正ソフトを使用すればもっと実用的なデータが取れるのでしょうが、それは私には非現実的です。
自分で実行可能な範囲で、色々と実験していこうと思っています。
最初にサンプルデータを出力したときには、「思っていたよりも簡単!」と感じたのですが、ちょっと複雑なことを行おうとした途端、色々と奥が深くていきなり難しくなりました。
後日の補足: その後プリント設定が上手になって、ZORTRAX M300からも上記の品質よりももっとずっと良いものが出力できるようになりました。特にその後導入したQholiaからの出力では、一見、オリジナルと見間違うくらいの出力は可能となりました。