以前、「実質無料で使える、本格的3D CADソフトのFusion360を使うつもりです」と書きました。

 しかしちょっと頑張って使ってみたのですが、どうにも使いにくいのです。ソフトウェアの仕組みがクラウドベースなので、とにかく遅いのです。それに使い勝手が特殊というか、何というか・・・。先進的とも言えるのでしょうが。

 私はAdobe Illustratorに慣れているので、少しはそれに近い感覚の3Dソフトが欲しかったのですが、どうも3D CADソフトは全く世界が違うようです。

 そこでたどり着いたのが、Rhinoceros 5というソフトでした。このソフトは機械系の3D CADソフトというよりは、デザイン系の曲線を得意とする3Dソフトらしいです。操作性もFusion360よりは、少しはIllustratorに近いです。

 Rhinoceros 5の特徴として、データ互換性が高い事です。私が一番メリットと感じたのはこの部分です。Adobe Illustratorで描いた図形が、正確にインポートできるのです。これは、とてもありがたいです。
 3D CADソフトで曲線を描こうとしても、操作性が独特で(3D CADソフトに慣れている人にとっては、それが普通なのでしょうが)、じれったくてしょうがないのです。しかし、最初に下図をIllustratorで作っておけば、単純な3Dモデルでしたら、比較的簡単に3Dモデルを作る事もできます。

 例えばこの写真の3Dデータも、最初は平面図をIllustratorで書いておいて、それを縦に伸ばして立体的に再加工したのです。こういう単純な形の3Dモデルなら、このテクニックが使えます。

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