ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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幸か不幸か

 昨日、久しぶりにドイツで演奏している方からのメールがあって、何だろうと思って読んだら、練習中かなんかで舞台から落ちて救急車で運ばれたという内容でした。  「楽器と弓は(ちょっとだけ壊れはしたようですが)奇跡的に大丈夫で …

ホールの座席によって、演奏のイメージがかなり変わります

 意識している人にとっては当然の事なのですが、ホールの座席(位置)によって聞こえてくる音は全く違ってきます。だから座席料の価格差も存在するわけですが、視覚的効果よりも、音響的効果を重視するクラシックコンサートにおいて、こ …

性能の本質が判らないと、「情報」だとか「評判」に頼ってしまいます

 楽器や弓って、とても高価です。だから、購入するときに迷うのは当然だと思います。  本来ならば、楽器や弓の性能って、「構造的な優秀さ」のはずです。なぜなら、楽器や弓は「単なる道具」だからです。考え方としては、ごくごくシン …

美しい高音は、美しい低域成分を含む

 以前から何度も書いていることですが、美しい高音って、美しい低域成分を含んでいます。楽器を選ぶ上でも、調整をする上でも、これが重要なポイントなのです。  例えば、塗装をする時に一番重要なのは、下地処理です。下地処理に手間 …

あるヴィオラのアゴ当ての形成(修正)

 現在、あるヴィオラの全調整を行ってるのですが、アゴ当ての形成にまで手を出したので、けっこう手こずっています。通常の全調整においては、アゴ当ての重さだとか、角度だとか、底面の接触面積の修正は当然の事として行います。  し …

オーディオケーブルとか、スピーカーケーブルに「逃げては」いけません

 最近私がオーディオ関連の話題をたくさん書いているからだと思いますが、私の工房のお客様数名から、オーディオ機器に関しての質問を受けました。  以前にも私はブログで書いたと思いますが、お金のかけ方(気合いの入れ具合)は次の …

レーザーターンテーブルで聴く、デュプレのドヴォルザーク チェロ協奏曲

 最近、学生時代に一生懸命(純粋な心で?)聴いた曲を、もう一度再確認して、歳とともに衰えてしまった自分の感性に刺激を与える作業を行っています。  先日、デュプレ演奏のドヴォルザークチェロ協奏曲の中古レコードを購入しました …

「いや」、「しかし」、「でも」と言う癖の方、いったんグッと我慢してみてください

 会話の中で、ついつい無意識に、「いや」とか「しかし」とか、または「でも」とか言いがちの方がいらっしゃいます。  もちろん、その方の考え方が間違っているとか、どちらの考え方が正しいのかとか、そういう事ではありません。   …

“Zauberplatte”を試奏した方の、「おおっ!なるほど!」という感想が嬉しい

 ”Zauberplatte”を注文した方は、購入前に商品の説明と試奏をしてもらいます。もちろん、試奏して気に入らなければ購入しなくてもかまいません(試奏後に購入しなかった方は今のところ一人もいま …

ご連絡は電話の方がありがたいです

 若い人は、スマホで瞬時にメールの確認や返信を行っているようですが、私はスマホをいつも握りしめているわけではありません。また、メールの返信作業もパソコンにておこないますので、どうしてもメール作業を瞬時に行えません。  メ …

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