ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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工房

お客様の反応は様々

 ちょっと手の込んだ楽器の調整が終わって、お客様にお渡しするとき、その反応は様々です。  中には、私の方がビックリしてしまうくらい、驚いたり、喜んでくださる方もいらっしゃいますが、逆の事もあります。  元々の調整のレベル …

相変わらず”お役所仕事”を続けているのですね

 娘の名古屋勤務が決まり、現在引っ越しのことでバタバタしています。  それで初めて知ったのですが、お役所とか警察署って、未だに相変わらず週末営業をしていないと知って、びっくりです。昔ならば役所なんてそんなものでしたが、平 …

良い楽器は、弦を張る作業の時に、既にその音の良さを感じる

 調整が完了して弦を張るとき、指で弦を弾きながら調弦をしていきます。  良い楽器って、この時点で音が違うのです。胴体の響きを感じるのです。私のイメージでは、「胴体のサイズを感じる」という音です。そして、余韻が続きます。 …

「どこを見て、楽器の良し悪しが判るのか?」と訊かれても

 私が、「パッと見ただけで、大体の楽器の良し悪しは判るものですよ」というと、逆に、 「凄いですねえ。どこを見て、楽器の良し悪しが判るのですか?」と質問されます。 「どこを見て?」と言われても、「全て」としか言いようがない …

リズミカルな釘打ちの音を聞かなくなった

 私は祖父や叔父が大工だったため、大工道具の中で育ったようなものです。そして無意識に、建設現場の音と木材の匂いが大好きでした。  ノコギリで木を切る音、そしてゲンノウで釘をリズミカルに打つ音。最初に軽く叩いて釘を合わせて …

私の事を信用して弓や楽器を購入してくださった方には、私も恩返しをしたいです

 私の事を信用してくださって、私の工房にて弓や楽器を購入してくださった方に対して、私は恩を感じています。  だから購入後にも、出来るだけの「何か」をお返ししたいと、常に思っています。もちろんその「何か」とは、技術的なこと …

私がインチキだったら、もっと張ったりをかまします

 私は様々な測定機器、観察機器を自費購入して、弦楽器の様々な疑問に対して研究しています。自慢になりますが、弦楽器専門家(アマチュアは除く)でここまでやっている人は、世界的にも珍しいと思います。  もしも私がインチキ商売人 …

弦楽器関連は、家電製品とは全然違うのです

 私は以前から事があるごとに、「商品を買うのではなく、技術(=人)を買うのです」と説明してきました。  しかし、なかなか理解してもらえないどころか、私の主張とは真反対の考えや行動を起こす人が、年々増加していると感じます。 …

弓位置記号 “Sp”、 “M”、 “Fr”

 少し前に娘が、楽譜に弓位置を書き込んでいたのですが、「弓元」とかの漢字で書き込んでいたので、ちょっとビックリしました。 普通、ドイツ語の次の略字を使うのが常識でしょうに。 Sp(シュピッツェ):弓先 M(ミッテ):弓中 …

ストラディヴァリの研究をしてはいけないのです

 ストラディヴァリの研究というものをよく耳にします。ところが、ストラディヴァリという楽器を研究するのは危険です。  なぜなら、その研究者は、借りた数億円以上もする、そのストラディヴァリを否定できるでしょうか? 私なら、出 …

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