ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

遅い弓のスピードでも、駒寄りでも、弓先でも・・・

・遅い弓のスピードでも大きな音が出せる。・弓を頻繁に返さなくても、ワンボウで音が持続できる。・弓先でも圧力が抜けない。・駒寄りが弾ける。・腕の重さを自然に乗せることができる。・弓がぶれたり、跳ねたりしない。・楽器の音が大 …

今さらですが、ニカワって凄い

 我々はごく当たり前ににニカワを利用しています。しかし、冷静になって考えてみると、ニカワってつくづく凄い性能だなあと感心します。これ以外では仕事が出来ませんから。  蛇足になりますが、日本画家が求めるニカワの品質(特徴) …

子連れのお母さんも聴くことのできる演奏会であってほしい

 先日、私は娘の所属する大学オケの演奏会を聴きに行きました。  そこで、遠くの座席に赤ちゃんを連れた若いお母さんが居たのです。最初はその赤ちゃん、大人しくしていたのですが、案の定途中からぐずりだしました。  それで少し経 …

現在のヴァイオリンの構造をストラディヴァリが完成させたというのは嘘です

 よく「現在のヴァイオリンの構造はストラディヴァリが完成させた」と書かれている文章を目にします。しかしそれは嘘です。  その証拠に、ストラディヴァリの前の製作者(ストラディヴァリが手本とした)の楽器の構造も、ストラディヴ …

ウィーンフィル~雑談

 先日ウィーンフィルを聴きに行ったという記事を書きました。  雑談になりますが、ウィーンフィルのメンバーの中に日本人ハーフ兄弟の方も居ます(日本名は名乗っていませんが)。実はこの兄弟(の弟さん方)、妻が当時ミュンヒェンの …

下手くそなイミテーション新作楽器が氾濫

 この前にも程度の低いイミテーション新作楽器(作られて数年)を見ました。  イミテーション新作楽器って、普通の人にはその技術力が判らないのでとても危険です。私なら絶対にお勧めしません。

楽器の音向上調整の本質とは、計画的にベクトルを合わせること

 昨日、8日間ほぼかかりっきりだったヴィオラの全調整が終わり、お客様にお渡ししました。「全然違う」と喜んでもらえて、ホッとしたばかりのところです。  ほとんどの方は、楽器を購入した時点で、その楽器の性能は保障されていると …

名曲アルバム「カノン」~続き

 先日のブログ記事で、名曲アルバム「カノン」を紹介しました。誰かがYouTubeにアップロードした映像では、たぶん著作権への配慮から途中で映像が切れてしまっていますが、テレビ放送の「カノン」ではさらに面白いステージが出て …

防犯対策するためには、空き巣(泥棒)側の気持ちになって考える ~ 本物はその反対

 よく、防犯対策をするために、「空き巣(泥棒)目線になって考えると良い」と言われます。これはたしかに理にかなっています。  これは弦楽器業界においても全く同じです。  詐欺師のようなショップ、ディーラー、個人売買、そして …

ウィーンフィルを聴きに行ってきました

 昨日はサントリーホールへ、ウィーンフィルのコンサートを聴きに行ってきました。いつもお世話になっている方からチケットを頂いたのです。金額的にも、そして実際に購入しようとしてもなかなか手に入らないチケットだけに、いつも「感 …

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