ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
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工房

カントゥーシャのテレビ番組の補足説明(裏話)

 先日、私の工房でカントゥーシャ作の楽器を購入してくださった数名の方とその他数名の方に、以前(1994年くらい?)NHKでハイビジョン放送されたカントゥーシャのテレビ番組を観てもらいました。  本当はカントゥーシャ氏の凄 …

カントゥーシャ作の楽器は構造が素晴らしいので、ネックもほとんど下がりません

 全ての楽器は、弦の張力によって、多かれ少なかれネック(指板)が下がってきて、それに伴って駒を削る作業を繰り返すものです。  酷いが物になると、新作完成後に(輸入されて)店に並んでいるその時点で、ネックが大きく下がってし …

天然砥石の「砥取家」

 昨日「世界!ニッポン行きたい人応援団」というテレビ番組で、天然砥石の「砥取家」という人の紹介をしていました。  この番組、外国人の日本のニッチマニアを日本に招待すると言う番組で、私はいつもその外国人の知識の高さと向上心 …

演奏の成長期だからこそ、良い弓や良い楽器を

 よく、ご自分のお子さんの楽器や弓に対して、「就職してから、自分で納得できる物を購入したら良い」というようなことを言っている人が多いのです。  半分の意味では、その通りだと思います。  しかし、半分は、「もったいない」と …

3Dプリントに関して、海外の製作者の方が興味が高い

 以前このブログでも紹介しました、3Dプリント用の3D CADによって制作したクランプ修理部品を、Facebookの日本のヴァイオリン製作者・修理者グループと、海外の修理者グループの両方で公表しました。両方において、けっ …

弓の毛は、弓竿から何ミリの距離で張ったらよいのか?

 私の工房で弓を購入してくださったお客様から、よく、「弓の毛は、弓竿から何ミリくらいの距離(隙間)になるように張ったら良いのですか?」と質問されます。  (本当の意味での)性能の良い弓は、「少ししか毛を張らないのに、それ …

レスポンスが良いとは

 私は、良い楽器の要素の一つとして、「レスポンス」という言葉もあげます。今回は、この「レスポンス」とはどのような意味なのかを補足説明します。  通常の意味での「レスポンス」とは、弓を動かして弦を振動させた直後の、発音した …

小柄の女性でも、7/8サイズの楽器は必要ありません

 今日、あるお子さんのお母さんから、「私の子どもは小柄なので、将来フルサイズでなく、7/8サイズを求めた方が良いでしょうか?」みたいな質問を受けました。  全く問題ありませんし、必要もありません。  そんなことを言ってい …

ハイスピードカメラChronos1.4の素晴らしさ

 私の工房では様々な実験を行うために、色々な種類の特殊撮影(観察)機材も揃えています。例えば、赤外線撮影、紫外線撮影、顕微鏡撮影、工業用内視鏡、サーモグラフィー、そしてハイスピード撮影です。  現在ハイスピードカメラとし …

私の工房で販売する楽器を購入してくださるお客様は、

 私の工房では時々、良い楽器が有ったときにだけ、その楽器を仕入れて、調整して、販売しています。カントゥーシャ作の楽器などは、その一例です。  このブログなどで「楽器の在庫が有ります」と宣伝するのですが、ネット上の検索は沢 …

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