ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

自分の価値観の内側だけで判断しては損をします

 昨日、あるプロの演奏者の方が弓の試奏にいらしてくださりました。  いらした理由を要約すると、ご自分の演奏の表現に頭打ちを感じたそうで、私の「弓の性能の理論」を聞きに来たという事らしいのです。  ほとんどのプロの演奏者は …

帰省した娘の楽器を点検、調整

 娘が帰省したので、持ってきた楽器を点検したところ、駒が結構前倒れ気味に傾いていて、さらに若干横にもずれていました。毎日使っている所有者だから、その違和感に気づかないものなのです。  点検、調整は他人の客観的眼であるから …

何度でも言います。「最初から良い物を購入しましょう」

 先日、あるチェロの初級者の方(これまでは別の楽器を弾いていたそうです)が弓を購入してくださいました。  その方、一年くらい前にチェロと弓を購入したばかりだったそうなのです。しかし、弓の性能に不満を感じるようになり、私の …

あらためてバシュメットの初期レコードを聴くと、素晴らしいですね

 私は学生時代、バシュメットのヴィオラ演奏が一番好きでした。軽やかで、テクニシャンで、まるでヴィオラとは思えないようなヴィオラ演奏に引き込まれました。  ところが、この仕事をするようになって、様々なヴィオラの音を追求する …

80年以上経つ古い石鹸も、もうそろそろ限界

 カントゥーシャ工房に就いて最初の頃に、カントゥーシャ氏から糸巻き調整用の四角い石鹸をもらいました。  「この石鹸50年以上経っていて、固さがちょうど良い具合なのだよ」って感じの説明でした。  それ以来帰国後も、糸巻きの …

何気ない調整を喜ばれると、嬉しい

 通販の普及とか、インターネット情報検索の浸透に伴って、年々、我々プロとしての技術が単なる無料サービスとか、アフタケアくらいに低くとらわれていると実感しています。  これはプロの演奏家の「演奏」が、無料の行動と思われてい …

酷いケースが多すぎ

 最近もう諦めていますが、酷いケースがあまりにも多すぎます。デザインとか軽量化、低価格化ばかり追求しているので、弓がまともに収まらないのです。  私はこれまでに何度も、「熱の伝わり方」についての保護性能については書いてき …

私の工房にて販売した楽器のその後の状態

 私の工房では、私自身が製作した楽器や師匠のカントゥーシャ作の楽器だけでなく、それ以外も私が納得して仕入れた楽器を販売しています。  そして販売するだけでなく、その後も責任持ってメンテナンスしています。お客様とは長いお付 …

カントゥーシャ作のチェロが手元を離れるのは、嬉しい反面、寂しい

 現在、カントゥーシャ作のチェロの納品のための最後の点検と微調整を行っているのですが、まあ良く出来たチェロだこと!「良い作り」とはこういう楽器の事を言うのです。  だから、適度な厚み(振動板としての理想の薄さ)なのに、構 …

最近、楽器の黒い汚れが少なくなった気がする

 修理・調整をする時に、楽器のニスを磨く作業をする事も多いです。磨き布に付く汚れの種類だとか量を見ながら、磨く手法を選んだり、作業を進めるのです。  最近、楽器に付着している黒い汚れが少なくなっている気がします。  この …

« 1 61 62 63 264 »
PAGETOP
Copyright © 佐々木ヴァイオリン製作工房 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.