私が以前から「私がお勧めするヴィオラ演奏」として、パスキエ兄弟「モーツァルト:VnとVaのための二重奏曲」をお勧めしています。このヴィオラの音がとても品が良いのです。ヴィオラ特有の鼻に詰まった感じがなくて、かといって籠もった音でもなく、豊かで、朗々としているのです。私の目指すヴィオラの音の、一つの指針かもしれません。
しかし、何度も書いていますように、本当のヴィオラの音って、きちんとしたオーディオ装置でなければ、単なるミャーミャーいう楽器にしか聞こえません。
本当のヴィオラの音、理想のヴィオラの音を追求するためにも、高音質オーディオ再生は必須なのです。
話が逸れましたが、このパスキエ兄弟「モーツァルト:VnとVaのための二重奏曲」のレコードは、私が学生時代に、秋葉原石丸電気の輸入レコードコーナーにて購入した仏HarmaniaMundi製のレコードでした。私のお気に入りの一枚でした。
しかしレコードを全処分するときに、このレコードも廃棄してしまいました。
後にCD盤を購入して聴いてはいたのですが、「学生時代に聴いていた、レコードの本当の音」を再確認したくて、ずっとレコードを探していました。フランスの中古レコードのインターネットショップではこのレコードを見かけるのですが、日本には送れないとか、または送料がバカみたいに高かったり、または質問しても無視されたり・・。
そんな時、とうとう日本で購入できました。正真正銘の仏HarmoniaMundi製です。盤の状態もまずまずです。
それでしっかりクリーニングして再生しました。
素晴らしい音質と、演奏です。
そこでこれまで聴いていたCD盤と比較してみました。結果は、ほとんど同じです。全く同じというわけではありませんが、CD版のクオリティが低いということはないようです。
よって、このパスキエ兄弟「モーツァルト:VnとVaのための二重奏曲」のCD版も、引き続き、私の「お勧め」です。
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