以前、「クラシックカー」のことで全く同じ事を書きましたが、また同じ感想です。

 最近古いSPレコードも聴いています。当時オリジナルのメディアを再生すると、今までに感じなかったニュアンスも聞き取ることが出来るのです。

 古い録音は、「ラッパ吹き込み式」と言って、ラッパのような集音器で音を集めて、振動板を振動させて原盤に溝を刻むという、超アナログ式の録音方式です。エジソンが発明した円筒形の蓄音機と、基本的には同じ原始的な物なのです。しかし、意外なほど良い音が録音されているものです。私も驚いています。

 これが少し進化すると、「電気式録音式SPレコード」になります。現在のマイクロフォン方式の録音に近くなります。

 これらSPレコードは、後のLPレコードと比べて時代を感じさせます。日本では大ざっぱに言えば、戦前はSPレコードで、戦後はLPレコード、80年代からCDという感じでしょうか。

 そんなとても古いSPレコードでも、1900年代初期のものなのです。「録音」の歴史って、とても浅いのです(それだけ大発明だったという事でしょうか)。

 現在目の前に置いてあるとても綺麗なヴァイオリンが1800年代後期のものなので、そんな古いSPレコードよりもはるかに前の物なのです。不思議な感じです。

 科学技術や工業製品は陳腐化するのが早いですね。それに比べて工芸品とかシンプルな道具はいつまで経っても古さを感じさせません。

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