先日、オイストラフとコーガン演奏によるチャイコフスキーのVn協奏曲の音を、並べてアップロードしました。こうして曲の同じ部分を並べてアップロードすると、比較が簡単にできるためにとても面白いのです。

 そこで私が以前から説明しています、「ヴィオラってそれぞれ特徴とか考え方に違いが大きくて難しいのです」という具体的な例をあげようと、同様の手法でヴィオラの演奏をアップロードしようと試みました。

 ブラームスのヴィオラ・ソナタがいいかな?と思って、私の所有しているCDを探してみたところ、いざ探してみると意外なほど枚数が少なかったです。7演奏しか所有していませんでした。もっとたくさんの演奏家のCDを持っているとばかり思っていました。

 仕方ないので、その7演奏家のヴィオラの音だけでもアップロードしようと、いくつかだけアップロードしたところ、私が想像していた以上に楽器の音の差がわかりません。これでは「演奏の比較」にしかなりません。私は「楽器」の音の事について考察したいのです。

 実際、上記のチャイコフスキーの2演奏でも、オーディオで聴いているときには楽器の特徴の違いがとても大きく感じる事が出来るのですが、アップロードした音を聴くと、「演奏の違い」の方が目立ってしまいます。音の違いがそこまでは判りません。

 ヴィオラの場合だともっと地味なので、再生オーディオの品質もより高度な物が必要となるのです。

 そんなわけで、比較計画は断念しました。中途半端にアップロードすると、それを適当な音で、適当に聴いて、能書きを垂れる人が増えてしまいますので。

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