私はヴィオラ演奏のレコードとかCDの音には、けっこう拘っていると思っていました。「ヴィオラ演奏」というよりは、特に「ヴィオラの音」の方です。
ところが、ある方から素晴らしいコントラバスのレコードだとか、CDだとかをいくつか紹介してもらい、この一年間、うっとりしながら、感心しながら、よく聴くようになったのです。それらの曲に関しては、私の以前のブログ記事にも書いた事があります。
とにかく、そのコントラバスの演奏も音も、絶品なのです。
そうしてふと思いました。ヴィオラ演奏(の録音盤)で、これに変わる物は何なのか? 、と。
ヴィオラ演奏者の事をバカにしているわけではありません。しかし、ヴィオラ演奏の「名盤」って何なのでしょう? 今までならば、「私がお勧めするヴィオラは、パスキエによるモーツァルト作曲、VnとVaのための二重奏曲」と答えていました。しかし、それ以外には?、と尋ねられたら、何を紹介したら良いのでしょうか? 「オイストラフの・・・」と言いそうになりながら、それは言わないようにしています。
ヴィオラって、考えるほどに難しいです。ただ、そんなヴィオラだから面白いのです。
しかし、以前、私が苦労してアップロードしたヴィオラの音一覧のリストも、ほとんど反響無しでした。どうでも良いのかな?
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