今日は日本弦楽器製作者協会の総会があって、会計報告の準備とかでちょっと大変でしたが無事終了しました。
そして様々な議題の最後の方で、「弦楽器素材関連の持ち込み制限」についての説明もあったのです。既に制限されている素材だけで無く、近い将来黒檀などもその規制対象に入る可能性も高いとのこと。
それで、参考として海外メーカー製ではありますが、人工黒檀の指板の製品も見せて貰いました。やはり、違和感が大きかったです(素人が観たら問題ないと思われる品質ではありますが)。
しかし、さまざまな天然の材料の取引が規制対象に入ってしまうのは、もう想像できることではあります。
ハカランダ材を使っているギターなどはかなり高価になっているらしいです。弦楽器の弓(良質フェルナンブコ材)は当然として、楽器本体でも良い物を今のうちから手に入れておくことが重要なのかもしれません。
焦らせるわけではありませんが、のんきなことを言っている時間も無いのかもしれません。
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