馬毛表面って、松脂で真っ白になっている雰囲気です。しかし顕微鏡で観察すると、意外と馬毛の地肌表面が出ていて、そこに点々と松脂の粒子が付着しているだけなのです。

 この点々の希薄さこそが、高い摩擦力を得る仕組みなのだと考えられます。逆に、個々の松脂粒子の付着力というか粘着力の高さに感心してしまいます。

 松脂の粘着力って、いったいどういう力が働いているのでしょうか?

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