先日YouTubeを視ていて、二足歩行型のロボットの進化に驚きました。海外のロボット開発の進化はずいぶん進んでいます。それに対して日本は、ホンダ “アシモ”がヒョコヒョコの二足歩行をしてから、進歩しているのでしょうか? ちなみにそのYouTube動画のリンクを下に貼っておきます。

 我々世代は、「日本は世界一のロボット技術大国」みたいな自負心、価値観の中で育ちました。だから今の日本の新しい事にチャレンジしようとしない、保守的な風潮に危機感を感じています。
 最初にそれを感じたのは、福島の原発メルトダウンの時です。当時、原発内を観察する使い物になるロボットが日本に無かったことです。あれほど大学などでロボット研究をしていたのに、実用になる「完成品」が無かったのです。これって、「研究は良いけど、お金をかけて実際に使いもしない”製品”を作る必要があるの?」っていう、バブル崩壊移行の最近の日本独特の否定的、批判的考え方の表れです。

 これは弦楽器業界でも同じなのです。無難な価値観(私からしたら、嘘っぽい)だけが受け入れられて、新たな価値観を覗こうとしない風潮です。

 先日、私のYouTube動画とかの試奏撮影用とか、またはコンサートのピアニスト撮影用に使えないのか?と、初めて最近流行の小型カメラを購入してみました。私が今回購入してみたのは、ドローンで圧倒的に有名な中国DJIというメーカーのDJI Pocket2 Comboという小型カメラです。

 少し使っただけですが、驚く程の高性能です。以前なら、この手の製品は日本がお家芸でしたが、もう日本の技術、発想力は世界から取り残され始めています。

 皆が、それぞれ個人の範囲で新たな行動(チャレンジ)をしなければならないのです。それ以外に、日本の豊かな未来があるでしょうか?

関連記事: