これまでに何度も、「理にかなったヴィブラートの美しい音」の事を書いてきました。

 「美しいヴィブラート」は音が擦れていないのです。別の言い方をするなら、弓が跳びはねていないのです。さらに正確に言えば、摩擦力が途絶えていないのです。

 これって演奏技法の話のようでいて、弓の物理的な性能が元になった物理運動なのです。

 こういう話って音大では教えてくれません。だから多くの演奏者が変なヴィブラートをしているのに気づいていないのです。「演奏の外から、演奏を分析する」ことが重要です。主観的な考え方では、一生か掛かっても自分の殻を破ることはできません。

 演奏に於いても、重要なのは科学的根拠です。

 何度でも言います。我々の業界は、スポーツ界を見習うべきなのです。「芸術」なんて言っているようでは、何でもありです。結局、権威主義です。

 良い音を追求していらっしゃる方、自分の壁(殻)を破りたい方は、工房に弓の試奏(説明)にいらしてください。おそらく、自分の音の変化に驚かれると思いますよ。

関連記事: