先日のブログ記事にも書きましたように、楽器内部が埃だらけになっている人もいます。どの楽器でも多少の埃は楽器内部に溜まるのですが、あまりにも酷い場合には次のことが原因となっていると考えられます。
ケースの質の悪さ
質の悪いケースの場合、内装の繊維が取れやすく、それが楽器の内部に入り込むのです。
ケース内の掃除をしたことがない
年に1回くらいは、ケース内を掃除機で吸ったりしていますか?
楽器拭き布やタオル
楽器拭き布やタオルを洗濯せずに不潔なまま使っていると、その繊維が楽器の中に入りやすいです。普段から洗濯をしている人は、このようにはなりにくいです。
松脂の付けすぎ
普段から松脂を付けすぎの人は、楽器表面がベタベタになりがちで、そのベタベタと埃が混じった「ベタベタした埃」が楽器内部に溜まってしまうのです。
楽器を調整に出していない
頻繁に楽器を調整に出している人ならば、専門家によって楽器内部の埃も清掃される機会が多いはずです。酷いほど埃が溜まっている人は、楽器調整に出す頻度が少ない人という可能性が高いです。
「良い状態の楽器」で、楽器内部が不潔なほど酷い状態のものはありません。皆さんもそのようにならないように、普段から「清潔に」、そして「正しいメンテナンス」を心がけ、そして一番重要なのは、「正しい調整に定期的に出すこと」です。
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