一年以上前から導入を検討していた、精密アークスポット溶接機 “Orion 200i2” を導入することにしました。弓の金属部分の修理や、道具製作関連の微細な金属溶接や、チタンアゴ当て金具の損傷の修理などに活用するつもりです。

 なぜここまで導入に躊躇していたかというと、似たような機能の精密溶接機に”レーザー精密スポット溶接機”というのもあるのです。より繊細(微細)な溶接が可能になる機種です。導入価格は上記Orion溶接機の2倍になるのですが、そちらの方が自分の用途においてより良いのか、迷っていたのです。販売店に行って何度も説明を受けたり、実際にテストしてみたりして、最終的にOrion精密アークスポット溶接機に決めました。レーザースポット溶接機は宝飾でよく使われるプラチナや金などの溶接には効果的なのですが、大きめの無垢の銀や真鍮の溶接作業において、パワー不足になる欠点があったからです(テストしたのは140Jの比較的大きめの出力の機械だったのですが、それでもパワー不足を感じました)。

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